トロンボーン四重奏 作曲者 【T】


タリス
Thomas Tallis(1505〜1585)
イギリス・ルネサンス時代を代表する作曲家。本職はオルガン奏者。
宗教改革の影響で、カトリックとプロテスタントの板ばさみとなって苦労した人。
4声のためのミサ曲より“神の子羊”
“Agnus Dei” from The Four Part Mass
最高音がAまでという、この手の曲にしては良心的(?)な編曲。
音を出していないので、これ以上はコメント不能。
1st 2nd 3rd 4th
最高音 A2 E2 C2 G1
最低音 Gis1 C1 A0 E0
出版社/Manduca Music Publication 編曲者/Scott Vaillancourt CD音源/なし 演奏履歴/なし
建部 知弘
Tomohiro Tatebe(1957〜)
多くの吹奏楽作品・管楽器のための室内楽作品を作曲している。
我々の世代には懐かしい、コンサートマーチ「テイク・オフ」も彼の作品。
トロンボーン四重奏のための五章
「ケンタウルス祭の夜に」
 〜宮沢賢治「銀河鉄道の夜」によせて
TTQによる委嘱作品。全体を通して抒情的で、ファンタジックな雰囲気の曲。
「星めぐりの歌」は宮沢賢治自身が残した旋律を引用している。
ターゲットがTTQなので、難易度は高く、様々な形で登場する跳躍も厄介。
響宴では一度取り上げたが、ぜひ再履修したい曲だ。
1st 2nd 3rd 4th
最高音 D3 D3 D3 D2
最低音 D1 H1 H1 H0
出版社/Brain Company CD音源/SIGNAL! 演奏履歴/第3回響宴
ストリート・ソングズ
Street Songs
「ある街の一日を描いて」いるという、5楽章からなる組曲。
建部氏にとってトロンボーンアンサンブル1作目でもあるらしい。
やたらキツイ曲と思ってよくよく見れば、TTQの委嘱作品だ。そりゃ納得。
1st 2nd 3rd 4th
最高音 D3 Des3 B3 Es2
最低音 Es1 C1 G0 C0
出版社/Brain Company CD音源/なし 演奏履歴/なし
チャイコフスキー
Peter I. Tchaikovsky (1840〜1893)
ロシアの作曲家。曲調は叙情的で親しみやすく、最も有名な作曲家の一人
西欧の影響を強く受けており、同時代のロシア「5人組」とは一線を画していた。
組曲「くるみ割り人形」 Vol.1
Nutcracker Suite Vol.1
■小序曲
■クララとくるみ割り人形
■アラビアの踊り
1st 2nd 3rd 4th
最高音 C3 D3 A2 F2
最低音 C1 C1 G0 F0
出版社/Academia Music 編曲者/Takenori Yoshikawa CD音源/ZIPANG 演奏履歴/なし
組曲「くるみ割り人形」 Vol.2
Nutcracker Suite Vol.2
■行進曲
■イン ザ クリスマス ツリー
■トレパーク
1st 2nd 3rd 4th
最高音 D3 C3 C3 D2
最低音 C1 A0 F0 G00
出版社/Academia Music 編曲者/Takenori Yoshikawa CD音源/ZIPANG 演奏履歴/なし
組曲「くるみ割り人形」 Vol.3
Nutcracker Suite Vol.3
■金平糖の踊り
■花のワルツ
1st 2nd 3rd 4th
最高音 H3 Cis3 A2 E2
最低音 G0 G0 G0 A00
出版社/Academia Music 編曲者/Takenori Yoshikawa CD音源/ZIPANG 演奏履歴/なし
「眠りの森の美女」よりワルツ
Waltz from "Sleeping Beauty"
ZIPANGシリーズ。例によって、各パートに負担が分散されている。
オケのトロンボーン奏者が編曲しているだけあって、「ニヤリ」とさせられる部分も。
1st 2nd 3rd 4th
最高音 B3 B3 G2 B2
最低音 B1 A0 F0 B0
出版社/Academia Music 編曲者/Takenori Yoshikawa CD音源/なし 演奏履歴/なし
テレマン
George Philip Telemann(1681〜1767)
後期バロックを代表するドイツの作曲家で、当時はバッハよりも高く評価されていた。
器楽曲をメインに、約1500曲にも及ぶ膨大な作品を残した。
4本のための協奏曲
Concerto a 4
原曲は4台のヴァイオリンのために書かれた曲。
トロンボーン四重奏へ編曲されたモノの中でも、名曲の部類に入る・・・と個人的に思う。
早いパッセージが多く、4本の間での受け渡しが重要なポイントとなる。
1楽章を気持ちよく吹きすぎて「弾丸」を撃ち尽くすと、あとで困るとに。
1st 2nd 3rd 4th
最高音 B3 B3 G2 F2
最低音 F0 Es0 F0 Es0
出版社/Musica Rara Publications 編曲者/Alan Lumsden CD音源/Virtuoses 1 SIGNAL! 演奏履歴/第5回響宴
ティボール
Georg Tibor(1918〜1988)
序奏,主題と8つの変奏
Introduzione Tema e Variazioni
パリトロ1枚目のCDの1曲目に入っていたため、まさにCDが擦り減るほど聞きこんだ曲。
個々の技術とともに、高いアンサンブル能力を必要とする曲。
この曲で「入れ替わりワザ」を使えるのは、パリトロのみに違いない。
1st 2nd 3rd 4th
最高音 C3 C3 C3 D2
最低音 A0 C1 G0 A00
出版社/Editions Marc Reift CD音源/Virtuoses 1 演奏履歴/第5回響宴

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