JAOF2007 酒田大会 第1日目



午前9時。特急いなほにて、酒田駅に到着。
昨夜、札幌〜青森の急行はまなす寝台車でうっかり飲みすぎて、約3時間のここまでの道中がちょっとキツかった・・・。
・・・で、同じホテルに泊まる3人(要はオレ以外)は、ホテルに荷物を預けに行き、便乗してオレの荷物も預かってもらった(笑)
17年ぶりに乗った、急行はまなす。
この寝台車の一角を押さえて宴会場に(爆)
ビール数本と、焼酎を1本開けてしまって二日酔いorz
午前6時前。青森駅で、腹ごしらえ。
・・・といっても、インスタントの素うどんだが。
酒田駅に到着。
酒田名物のひとつ、「大獅子」のお出迎え。

今回、我がオケから参加するのは4名。
 ■Mボン:Aオケ(バルトーク/管弦楽のための協奏曲)の1stヴァイオリン。
 ■Kちゃん:Bオケ(マーラー/交響曲第9番)の2ndフルート(正)。
 ■I氏:同じくBオケの1stクラリネット(正)。
 ■オレ:同じくBオケの1stトロンボーン(正)。
本当は、Bオケ打楽器のChampa氏が、参加できるはずだったのだが・・・どうにもならない事情で、昨日になって、急遽キャンセル。
残念でならないが、彼自身より、よほど不運な人がいるのだから仕方がない。

今日は夜のプレコンサート以外に予定は特になし。まずは、酒田市内の観光に出かけることにした。
酒田駅の観光案内所でレンタサイクル(なんと無料!)を借りて、移動する。
北海道とは明らかに異なる、趣のある街並みを眺めながら、全国でも珍しい、2人の即身仏が安置されているお寺、海向寺へ。
二百数十年を経た忠海上人,円明海上人を前に、神妙な気持ちになってしまった。
どんな願いでも聞き届けてくれるというので、オレも一つだけ。
・・・内容は、ヒミツだ(笑)
レンタサイクルで酒田の街並みを巡る。
見知らぬ土地を彷徨うのは、楽しいね〜
けっこう高低差がある、酒田の街並み。
山と浜辺に造られた街だからか。
2人の即身仏が祭られている、海向寺。
その名のとおり、海を臨んだ高台にある(笑)

その後は、ちょっと早い昼メシ。
酒田ラーメンの名店の一つ、「川柳食堂」へ。(かわやなぎ、と読むらしい)
酒田ラーメンの特徴は、煮干(トビウオやサバ)と昆布を煮出した、サッパリかつ旨みのあるスープと・・・各店こだわりの、自家製麺。
この「川柳食堂」には、なんと「冷やしラーメン」なるメニューが。「冷やし中華」とは異なるらしい。
せっかくなので、オレはこの冷やしラーメンを注文。
・・・なんと、見た目普通のラーメンなのに、スープに氷が浮いている(笑)
獣肉系のダシを使っていないから、スープを冷やしても脂が固まらないのだ・・・と勝手に解釈。
程よくコシのある自家製中細麺との組み合わせは、良いね!
もうちょっとで、普通のラーメンも追加注文しそうになってた自分がいたよ(笑)
「川柳食堂」の「冷やしラーメン」。
氷が浮いているのが、判るだろうか?

日常的に食べたくなるような、おいしいラーメンでした。
店の前に立っていた木に、セミの姿が。
今年は大量に発生しているらしく、何度も見かけることに。

その後は、酒田が江戸時代からの港町であることを教えてくれる、「旧鐙屋」へ。
ここは、江戸時代に栄えた廻船問屋の豪商「鐙屋」の屋敷を、ほぼ当時のまま伝え残す国指定史跡。
江戸時代の建築様式の幾つかを見ることができた。
続いて、幕末当時は日本一の大地主であった豪商、本間家の「旧本間邸」へ。
身分制度のハッキリしていた江戸時代にあって、武士の身分も持っていた本間家。
当時から「公益」のために「投資」するなんて、エライ人がいたんだねえ。
「旧鐙屋」の大広間。
建物全体の床面積はこんなものでは済まない。
まさに豪邸(笑)
土を固めた足場と、風通しの良い床下。
このおかげで、外の暑さに比べて中は驚くほど涼しい。
旧本間邸。入り口の松は樹齢250年らしいが。
内部の中庭には、樹齢400年の松もあった。

ここで一度、酒田大会の会場である酒田市民会館「希望ホール」へ行ってみることに。
街の規模の割に(失礼)、ずいぶん立派なホールでびっくりしたよ。
そこには本日の予定が掲示されており・・・「15:00 金管5重奏(街かどコンサート練習)」と書かれている。
うーん。これはオレが参加するアンサンブルなんだが。聞いてないぞ。
そして今は、練習開始10分前(爆)
とりあえず、荷物を預けてあったホテルへ急行し、楽器を持ってレンタサイクルを爆走(ってほどでもないか)
30分近く遅れて練習場に入ると・・・テューバのK野さんしかいないじゃんか(爆)
まあ、ここは17:00まで使えるらしいし、せっかくなので個人練習。
・・・と思ったら、K野さんからレセプションのゲリラ用譜面を大量に渡される。しかもけっこう難しい。
マラ9とそんなモノをいろいろさらっているうちに、時間切れ。楽器を置いて、4人でホールの近くを散策することにした。
近くには観光の目玉「山居倉庫」があったけれど、もう薄暗いので、明日以降に来ることにした。
山居倉庫と、そこへ至る木製の橋。
オレはホテルへ行くため、ここで単独行動に。
謎の施設、「川辺の館」(笑)
後で聞いたら、食事処らしい。行ってみたかったな。

夜のプレコンサートの前に、オレはホテルでチェックイン。
今回オレが予約したホテルは、ホールから3キロ以上離れた遠いところにある。市内地図の縮尺を完全に見誤ったオレが悪いんだが・・・。
初めて歩く街なので、道端のおばさんに道を尋ねたら・・・なんと、行き先が同じ方向なので、車で送ってくれるらしい!
その方は、生まれたばかりのお孫さんに会いに行くところだったとか。うーん。酒田市民って、なんて親切なんだろう(笑)
チェックインして着替えてから、希望ホールへ向かって歩き始める。
適当に歩いたらタクシー拾って行こうと思っていたのが甘かった。全く1台も通らない。
来るときは送ってもらったので、距離感がわからないまま、30分歩いてもまだ着かない。
結局、プレコンサートの開演には間に合わず、満足に聴けたのは2曲目から。
ハンガリー出身のピアニスト、ファルカシュ=ガーボル氏の演奏は見事。ハンガリー舞曲など、楽しませてもらった。
後半のVln三浦氏(JAOゲストコンマス)とのデュオもすばらしく、これで千円なら安すぎる。

その後は、同じオケのメンバーと一緒に酒田市内の居酒屋へ。
大して下調べもせずに入ったけれど、なかなか美味いものを出してくれたお店だった。
特に、日本海特産の岩牡蠣が、こんなに大きいのに大味ではなく、めっちゃ旨かった〜
いろいろ頼みまくったので、普通の居酒屋で飲んだとは思えないくらいの合計金額だったが(爆)
まあ・・・明日からのことを考えて、今日のところは、これにてお開き。
歩きながらタクシーを拾って帰ろうと思ったら、またしても1台も通らず。どうなってんだ?酒田のタクシー事情は。
結局40分歩いて、ホテルまで帰ってしまった。。。
一息ついて、爆睡。
日本海に面した酒田の名産、「岩牡蠣」。
ホントにめっちゃ旨かったが値段もかなり(笑)
小島よしおっぽい(爆)、我が団の誇る(?)コンマス。
そんなの関係ね〜(笑)

翌日へ