トロンボーン四重奏 作曲者 【G】


ガブリエリ
Andrea Gabrieli(1510~1586)
当時最も名誉ある地位のひとつ、聖マルコ大寺院のオルガニストの地位にあった人物。
後半生は教師として、甥のジョヴァンニやドイツから留学中のH.L.ハスラーを指導した。
2つのリチェルカーレ
Two Ricercars

 Ricercar Del Duodecimo Tuono
 Ricercar Del Sesto Tuono
リチェルカーレはルネッサンス期に発達した音楽様式のひとつ。
言葉自体は「探求」を意味し、英語の「Reseach」と語源が等しいんだとか。
で、このアレンジ・・・音域が高すぎて、これ1曲だけで瀕死寸前になりそうなくらい。
1st 2nd 3rd 4th
最高音 Es3 B3 D2 B2
最低音 F1 Es1 B1 Es0
出版社/Weatern International Music 編曲者/Miles Anderson CD音源/なし 演奏履歴/なし
ガブリエリ
Giovanni Gabrieli(1557~1612)
ルネッサンス音楽からバロック音楽へ橋渡しをした作曲家・オルガン奏者で、↑の甥にあたる。
有名な「ピアノとフォルテのソナタ」は歴史上初めて楽譜上に音の強弱を指定した作品。
4つの作品
4 Stücke
 Canzona
 Domine,exaudi orationem meam
 O magnum mysterium
 Sonata Pian e Forte
ガブリエリの作品を4つ収めた曲集。
オルガンの使用が前提なので、トロンボーンだけで演奏するなら、オルガン声部を編曲して8重奏にでもしないとダメか。
1st 2nd 3rd 4th
最高音 D3 G2 E2 B2
最低音 D1 A0 D0 C0
出版社/Editions Marc Reift 編曲者/Peter Reichert CD音源/なし 演奏履歴/なし
4声のソナタ
Sonata a4
ガブリエリの時代に金管楽器が隆盛を誇っていたことを改めて教えてくれる曲。
体力的にラクな方なので響きを作ることに集中できるが、落ちると復活不能になる(笑)
教会のような響く場所で吹くと、さぞカッコいいに違いない。
1st 2nd 3rd 4th
最高音 As2 As2 F2 Des2
最低音 Es2 C1 B1 Es0
出版社/International Music Co. 編曲者/Keith Brown CD音源/Venice trombonissimo2 演奏履歴/第1回響宴
ガーシュウィン
George Gershwin(1898~1937)
アメリカの作曲家。ミュージカルからクラシックまで幅広い分野で活躍したメロディーメーカー。
代表作の一つ「ラプソディー・イン・ブルー」は、JAZZとクラシックを融合させた作品として有名。
Do It Again bass,drumの楽譜も付属。
音を出していないのでコメント不能。
1st 2nd 3rd 4th
最高音 H3 Fis2 D2 H2
最低音 F1 E1 G0 G00
出版社/Musicians Publications 編曲者/Bill Holcombe CD音源/なし 演奏履歴/なし
ポートレイト
A Portrait
スローカー・トロンボーン四重奏団の代表的なレパートリーの一曲。
パリトロも部分的にアレンジして“Fantasie”の名称でレパートリーとしていた。
「ラプソディー・イン・ブルー」「サマー・タイム」などの名曲がメドレーで収められている。
決して楽な曲ではないが、演奏効果が高いオススメの曲。
1st 2nd 3rd 4th
最高音 C3 B3 E2 B1
最低音 As0 As0 As0 As00
出版社/Editions Marc Reift 編曲者/Dennis Armitage CD音源/LIVE Broadway STQ25years 演奏履歴/第2回響宴
ポートレイト第2番
A Portrait No.2
「パリのアメリカ人」や「ストライク・アップ・ザ・バンド」などが収められてはいるが・・・。
初代ポートレイトに比べると、ネタ切れな感じが否めない。
言ってしまえば「長くてだるい」ので、演奏するなら少し手を加えた方がよいかも。
1st 2nd 3rd 4th
最高音 C3 B3 Fis2 B2
最低音 B1 B1 F0 F00
出版社/Editions Marc Reift 編曲者/Dennis Armitage CD音源/なし 演奏履歴/なし
ジェルベイズ
Claude Gervaise(生没年不詳)
パレストリーナやプレトリウスと同時代、16世紀ルネサンス期のフランスの作曲家。
組曲
Suite
ジェルベイズの舞曲を集めて組曲にしたもの。
1stはキツいが、響きが良くアンサンブルとしても面白い、オススメの曲。
1st 2nd 3rd 4th
最高音 H2 A2 D2 A1
最低音 Fis1 D1 Cis1 D0
出版社/Editions Marc Reift 編曲者/Slokar T.Q. CD音源/LIVE Final Live 演奏履歴/第3回響宴
グリエール
Reinhold Gliere(1875~1956)
ウクライナ地方生まれの作曲家。帝政ロシア末期からソ連への過渡期に活躍した。
モスクワ音楽院ではハチャトゥリアンやプロコフィエフを指導していたことも。
歌劇「赤いけしの花」より「ロシア水兵の踊り」
Russian Salor's Danse
原曲のトロンボーンパートをそのまま四重奏に落としたような編曲。
響きが薄くてちょっとマヌケな感じがするので、少々工夫が必要かも。
1st 2nd 3rd 4th
最高音 As2 G2 G2 As1
最低音 G0 F0 G0 B0
出版社/C.L.Barnhouse 編曲者/Franck H. Siekmann CD音源/なし 演奏履歴/なし
グノー
Charles Gounod(1818~1893)
歌劇「ファウスト」のバレエ音楽で知られるフランスの作曲家。
アヴェ・マリア
Ave Maria
バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻第1曲の前奏曲に、グノー作曲の旋律をのせた曲。
1stが気持ちよく旋律を歌うその陰では、アルペジオをベルトーンで吹き続ける伴奏が。
有名な曲だけあって、何か起こるとバレバレなのが、お気の毒(笑)
1st 2nd 3rd 4th
最高音 C3 F2 C2 C1
最低音 As0 B1 As0 B0
出版社/Editions Marc Reift 編曲者/John G.Mortimer CD音源/なし 演奏履歴/第6回響宴
グリーグ
Edvard Grieg(1843~1907)
ノルウェー出身の国民楽派の作曲家。
ピアノ協奏曲や、自国の民族音楽から着想を得た組曲「ペール・ギュント」が特に有名。
哀歌
Elegy, op 47,No.7
バストロンボーンが中心になってメロディーを奏でる、演奏時間2分程度の短い編曲。
楽譜には「dedicated to my friend Raymond Premru」と書いてある。
プレムルを想定しているだけあって、歌うバストロは決して容易ではない。
1st 2nd 3rd 4th
最高音 B3 G2 F2 B2
最低音 Es1 C1 F0 B0
出版社/Accura Music 編曲者/Ernest R. Miller CD音源/MOMUS Anxiety 演奏履歴/なし
「叙情小曲集」より
Lyrische Stücke
原曲は全10巻で構成されたピアノ曲。
その中から7曲を四重奏に編曲している。
1stはけっこうキツいが、グリーグの雰囲気を保っている、なかなか良いアレンジ。
1st 2nd 3rd 4th
最高音 Cis3 G2 E2 C2
最低音 G1 D1 G0 F00
出版社/Musikverlag Bruno UETZ 編曲者/Martin Balser CD音源/なし 演奏履歴/なし

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